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歯のマンスリーコラム:シオノデンタルクリニック

シオノデンタルマンスリーコラム

○歯のコラム 2013年4月 「子どもが歯磨きを嫌がるのはなぜ?」

 

 子どもは、目にしたことのないもの、未経験のことを嫌がります。当然、歯が萌出したからといって歯ブラシを口の中に入れられても、スムーズに歯磨きを受け入れることはないでしょう。

 歯磨きは、自然に導入することが一番です。歯が萌出する前から、保護者や周囲の人の歯磨きする姿を見せたり、コミュニケーションとして口の中や口腔内を触れたりしておきます。口を使った遊びもいいでしょう。普段からそうしておくことで、歯ブラシが口の中に挿入されたとしても、あたりまえのように受け入れられるのです。


~導入段階~

歯や口の中の変化を観察し、成長に応じた歯ブラシを選択する!
歯の萌出に応じた歯ブラシの選択が重要です。下の歯の萌出後から歯ブラシを使います。はじめは口にいれてしゃぶらせるなど興味を持たせ、歯や口の清掃の習慣を身につけていくようにするとよいでしょう。無理に磨こうとする必要はありません。なお、食の取り込みが上手な小児は歯ブラシへの抵抗感が少ないものです。

 

  • 手順1 日常的に保護者の姿を見せる
    楽しそうに歯を磨く姿を子どもの前で行います。
      ↓
  • 手順2 子どもを膝の上に仰向けに寝かせ、口腔内を観察する
    すぐに歯ブラシで磨こうとはせず、まずは観察したり、歯を数えたりします。
      ↓
  • 手順3 歯ブラシで1~2回、歯に触れる
    歯ブラシを使って磨いてみて、嫌がればやめます。無理して磨こうとはせず、口に入れてしゃぶらせるなどして興味を持たせます。
      ↓
  • 手順4 歯ブラシを口に入れることに慣れたら、歯磨きを始める
    歯をきれいに磨くことよりも、歯ブラシの刺激に慣れさせることが目的です。子どもの機嫌をとりながら、歯を1歯ずつ力を抜いてやさしく磨きます。強く磨いたり、長い時間をかけないようにします。
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  • 手順5 歯磨きの終了時には上手にできたことを褒める

 

シオノデンタルクリニック 歯のコラム 2013年4月掲載分

 

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